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ペットボトルがノートPCやスマホに!新たな素材が循環型社会の未来の扉を開く

私たちエンバリオは、そんなニーズに応えるべく、革新的な材料ソリューションを提供しています。

エンバリオのTepex®に使用されている新たな繊維強化熱可塑性複合材料は、環境に優しい循環型社会の実現に貢献します。この新素材は、マトリックスの半分にリサイクルポリカーボネートを使用しています。高純度で透明性が高い食品接触承認済みのペットボトルが原料なので、品質も安心です。

この素材は、OEMが温室効果ガスを削減することを助け、ノートPCのカバーやスマートフォン、タブレット、電子書籍リーダー、携帯電話などの筐体に最適です。

5G、スマートホーム、運転支援システム、eモビリティといった成長分野での活用にも大きな期待が寄せられています。

エンバリオは、この革新的な製品を通して、環境にやさしい製品開発を目指す電機や自動車をはじめとした様々な業界を素材でサポートします。
 

軽くて強い、環境にも優しい新素材

Tepex® dynaliteをベースに開発されたこの新素材は、自動車のフロントエンド、アンダーボディパネル、ブレーキペダルなど、高い強度が求められる部品ですでに採用されています。軽量でありながら高い剛性と強度を両立しているのが特長です。

エレクトロニクスの分野では、ノートPCのカバーのような大型で薄く、かつ高剛性が必要な部品に最適です。エネルギー消費の大きいアルミニウムダイカストと比較して、環境に優しく、加工も容易な画期的な代替材料です。

ハイブリッド成形にも対応し、複雑な形状の部品もリワークなしで製造できます。
 

リサイクル炭素繊維でさらに進化

新素材には、ガラス繊維織物をコアに、連続炭素繊維織物を表層に使用したタイプに加え、リサイクル炭素繊維をコアに使用したタイプもご用意しています。リサイクル炭素繊維は、消費者および産業廃棄物由来で、美しい表面仕上げを実現します。どちらも高品質な機械的特性と美しいデザイン性を両立させたい用途に最適です。

バージン材に匹敵する高性能

リサイクル材を使用しているとはいえ、性能はバージン材に引けを取りません。曲げ強度と剛性はそれぞれ530メガパスカルと45ギガパスカルを達成。加工性も抜群です。さらに、ハロゲンフリー難燃剤パッケージにより、UL 94燃焼性試験で最高等級のV-0を取得(肉厚わずか0.4mm)。電気・電子機器の安全性を高めます。
 

透明感も活かせる美しい仕上がり

高純度で透明度の高いペットボトル由来のリサイクルポリカーボネートを使用しているため、透明感を活かしたデザインも可能です。例えば、炭素繊維の規則的な配列をデザインの一部として取り入れるなど、美しさと機能性を両立できます。
 

未来を見据えたバイオベース素材にも注力

エンバリオは、Tepex®シリーズのさらなる進化を目指し、バイオベースのポリアミド10.10やPLAをマトリックスに使用し、亜麻繊維で強化した複合材料の開発にも取り組んでいます。これらは100%バイオベースの素材です。

私たちは、環境にやさしい素材を通して続可能な社会の実現に貢献します。

ディルク・ボーンフェルド

ディルク・ボーンフェルド

グローバルプロダクトマネジメント&マーケティング責任者 Tepex

公開日

30 October 2024

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ディルク・ボーンフェルド

ディルク・ボーンフェルド

グローバルプロダクトマネジメント&マーケティング責任者 Tepex

熱可塑性 加工分野のさまざまな企業で働いた後、2011年に研究開発責任者としてBond-Laminates GmbH(現在はエンバリオ企業)に入社しました。2017年から2021年までは、コンシューマーエレクトロニクスおよびスポーツのマーケティングおよびセールスの責任者を務め、2021年にはTepexのグローバル製品管理およびマーケティングの責任者になりました。Dirkは、機械的工学とポリマー技術の博士号を取得しています。

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